*2024年7月9日更新
仕事のストレスやプレッシャーで心の健康を損なうことは珍しくありません。
メンタルヘルスの不調が深刻化すると、休職が必要となる場合があります。
この記事では、メンタルクリニックでの休職の手続きについて詳しく解説します。
調子が悪いまま働き続けることは、自分にとっても会社にとっても社会にとっても良いことではないため、時には休職が最善の治療方法となることがあります。
メンタルヘルスの重要性
メンタルヘルスは仕事のパフォーマンスに直結します。
心の健康が保たれていると集中力や創造性が向上し、生産性が上がります。
逆に、メンタルヘルスが不調だと、以下のような問題が生じます:
パフォーマンスの低下:集中力が欠け、ミスが増えます。
欠勤や遅刻:精神的な不調で出勤が難しくなります。
職場の人間関係の悪化:ストレスが原因でコミュニケーションがうまくいかなくなります。
休職の診断書をもらうための手順
休職が必要と感じたら、まずメンタルクリニックを受診しましょう。以下の手順で診断書を取得します:
予約と受診:メンタルクリニックに予約を取り、医師の診察を受けます。症状や悩みを正直に話しましょう。
診断と診断書の発行:医師が休職が必要と判断した場合、診断書を発行してもらいます。診断書には病名、症状、休職期間が記載されます。
職場への提出:診断書を職場に提出し、正式に休職の手続きを行います。休職期間中は職場から離れて、しっかりと療養しましょう。
労働時間が長い、職場の人間関係が合わない、客先からハラスメントを受けているかもしれない、異動した環境があわない、などは様々な症状を引き起こす可能性があります。
気持ちが落ち込む、やる気が出ない、不安になる、いらいらする、夜眠れないなど、そのような症状と状態については、即日診断書が発行可能な場合があります。
心療内科・メンタルクリニックを受診した方がよいタイミングについては、以下の記事に詳しく書きましたのでご参照ください。
疾患によっては診断までに時間を要する場合があるため、その場合は診断書発行は主治医との相談が必要となります。
診断書の内容や提出先についての具体的な要件は、会社のルールによって異なる場合がありますので、注意してください。
休職診断書をもらう際には、事前に関連する情報を確認し、医師や会社の指示に従うようにしましょう。
休職の診断書の内容と提出した後
仕事を休むための診断書に記載される内容は一般的には以下の通りです。
病名・症状名
初診日
簡易心理検査の結果と診察時の症状
医師が必要と判断した休職の期間
記載される休職の期間は症状の度合いにもよりますが、一般的にはまずは1〜2ヶ月ほどになることが多いです。
必ずしも日付通りに復職する必要はなく、体調が回復しない場合は休職延長の診断書を出すことになります。
労働安全衛生法による安全配慮義務の観点から、従業員が提出した診断書が受け取られないことはほとんどありません。
診断書が提出された場合、人事や産業医との面談や仕事業務の引継ぎを経て、休職に入るパターンがほとんどです。
休職中の過ごし方
休職中は、心と体をしっかりと休めることが大切です。以下のポイントに注意して過ごしましょう:
ストレス管理:瞑想やリラクゼーション法を取り入れ、ストレスを軽減します。
規則正しい生活:適度な運動とバランスの取れた食事を心がけ、生活リズムを整えます。
サポートネットワークの活用:家族や友人、専門家と定期的にコミュニケーションをとりましょう。
最近は医療機関や行政の施設が行っている復職支援プログラム・リワークプログラムを活用する方も増えてきています。 会社によっては復職の条件として定めているところもありますので、担当者にご確認ください。
Stay Fit Clinicのサポート
Stay Fit Clinicでは、薬に頼らない治療法として以下のアプローチを提供しています:
運動療法:個々の状態に合わせた運動プログラムでメンタルヘルスの回復をサポートします。
鍼灸治療:ストレス解消やリラクゼーションに効果的で、心身のバランスを整えます。
キャリア支援:再就職や転職に関するアドバイスを通じて、安心して復職できる環境を整えます。
主治医と産業保健スタッフのサポート
主治医は患者の状態に応じた生活習慣の改善やストレス管理のアドバイスを行います。 また、産業医や産業保健スタッフは職場環境の改善や適切な労働条件の提供を支援します。 これには、労働時間の見直しや業務内容の調整、職場の人間関係の改善が含まれます。
休職に入ることによりストレスが緩和され体調改善が期待されますが、その後の生活リズムをいかに維持するかが大切になってきます。
休職開始直後は、睡眠リズムを乱さないことを最優先に、日中はしっかり休養していただくことをお勧めします。
心身の状態が徐々に回復してきたら、日中に活動量を増やして体力が落ちないように、読書や勉強などの作業をして集中力を高めることをお勧めします。
自宅だとなかなか難しい方は近隣の図書館をお勧めします。
定期的な診察では症状と生活リズムの確認をし、治療方針や復職の具体的な方針を決めていきます。
常に会社における人事部との休職の手続きや産業医面談をしている、現場を知った産業医だからこそできる治療と生活指導が当院の強みです。
また、当院では休職中のお薬に頼らない治療として「鍼灸治療」と生活リズムを整え、体力向上させるために「運動療法」に力を入れています。
詳しくは以下のページをご覧ください。
「今すぐにでも休職したい」「診断書のもらい方がわからない」と思ったら
ステイフィットクリニックは銀座線外苑前駅徒歩3分に位置する港区青山・表参道・外苑前エリアの内科心療内科です。
ビジネスパーソンのための仕事上の体調不良改善を得意としており、薬に頼らない鍼灸治療や運動療法に力を入れています。
現在当日初診受付中で、最終受付は20時となっています。
当院では仕事業務が原因の体調不良、特に適応障害の場合は、即日発行も相談可能です。
初診当日の診断書発行料は¥5,500(税込)となっております。
産業医の観点から、休職から復職に至るまでのフォローを相談させていただきます。
「今すぐにでも休職したい」「診断書のもらい方がわからない」方は是非お声がけください。
初診を希望される方は以下の初診フォームから申し込みください。
内科心療内科 メンタルクリニック
ステイフィットクリニック 院長 薮野淳也
こちらにコメント失礼します。今、メンタル不調で3ヶ月休職しています。就業規則では休職の延長は原則行わないと書いており、3ヶ月で復帰できなければ自然退職と規定されているのですが、労働安全衛生法による安全配慮義務の観点から見て、延長の診断書は会社は受理してくれるのでしょうか?